社長インタビュー

President interview

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「失敗を恐れず、 チャレンジしてほしい 新たな価値を生み出すために 必要なプロセスだから」

代表取締役社長

片岡 芳徳

「音楽を愛する人たちに驚きと感動を届けたい」

音楽機器業界に長年携わるなかで常日頃感服しているのは、DJの皆さんの音楽に対する探究心と順応性の高さです。私がこの業界で働き始めた頃はまだアナログレコードがDJのメインストリームで、CDの黎明期では、「レコードのほうが良い」という声がほとんどでした。 その後、CDからCD-R、USB、ラップトップ、ストリーミング、モバイル、クラウドと環境は変化していくのですが、DJの皆さんはすばやくそれらを受け入れ、我々作り手の想像を大きく超える演奏を見せてくれました。コンテンツやテクノロジーの変化にすばやく順応できるのは、より良い音楽を追求し続けたいという、純粋な探求心の表れであると、いつも感銘を受けています。

AlphaThetaはそのようなお客様に支えられ、Pioneer DJを通じ、DJ機器、音響機器、音楽制作機器、デジタルサービスなどの事業を成長させてきました。音楽を愛する人たちに驚きや喜びを届けたい、ワクワクしてもらえるものを創りたいという想いは、事業をスタートした時から今も変わっていません。

「AlphaThetaで新たな価値を創り上げたい」

あまり知られていないかもしれませんが、楽器業界は、日本企業が今も世界でプレゼンスを発揮している数少ない業界です。自動車やアニメーションももちろんその一例ですが、日本のクラフトマンシップへのこだわりが世界中のファンに受け入れられているのだと思います。 当社において、海外の販売シェアは90%以上で、日本は10%程度です。新たな商品やサービスを企画するときに、グローバルな視点を持つことと、音楽を愛する人々の動向やニーズを汲み取ることは大変重要な視点となります。 2024年から当社ではAlphaThetaブランドの商品を導入しています。Pioneer DJで培った信頼感、本格的といった印象のみならず、親しみやすさや遊び心を感じられる価値観を提案しています。

長年愛されているPioneer DJやrekordboxに敬意と誇りをもって、今後はAlphaThetaならではの新しい表現も追求していきます。DJ機器や音響機器から視野を広げ、電子楽器に近い領域や、音楽制作、さまざまなアプリケーションなどにもチャレンジしていきます。

「物事を前向きに捉えることができる人、 音楽が好きで、自分たちの製品を愛せる人、 そんな人たちが活躍している会社です」

「夢や理想をもって、
できないことにチャレンジしてほしい」

新たな価値を追求していく際、優れたデザインやユーザーインターフェイス、マーケティングや企画力などが求められると思いますが、学問的な知識だけではなく、人の心を揺さぶる原動力となる夢、理想や熱意、自分の人生で実現したい何かを持っているということが大切だと考えています。 AlphaThetaには音楽が好きな社員が多く、「お客様や社会の課題を解決したい」「お客様の喜ぶ姿を見たい」という熱意や想いのあるメンバーが揃っています。そのような社員にいつも伝えているのは、「できそうなことを目標にするのではなく、勇気をもってできないことにチャレンジしよう」ということです。

当社では、自分の守備範囲を超えてチャレンジする社員が良い経験を積めるステージを作っています。

「さまざまな視点からの意見が常に飛び交う会社でありたい」

私がパイオニア株式会社に入社を志望したのは、学生時代にバンド活動をやっており、「仕事としても音楽の世界に関わっていきたい」「CDプレーヤーの設計をしてみたい」という想いがあったためです。入社してすぐに当時世界初であったフラットトップ型DJ用CDプレーヤー「CDJ-500」の開発に携わり、その後、エントリーモデルの「CDJ-100S」の筐体開発をまかせて頂いた事は、貴重な経験として今も良く覚えています。 新しく入社される社員にいつもお願いしているのは、「これまでのAlphaThetaを知らないから」と臆することなく、積極的に意見を発信することです。何かを追求し続けて、専門性が高くなると、「普通」が見えなくなりがちです。私たちの常識は、社会の非常識となっているケースもあるかもしれません。入社したばかりの社員にとって、AlphaThetaを知らないことは逆に「強み」でもあります。前職の経験や、ユーザーとして音楽に触れてきた感覚から、会社や製品をより良くする提案を怖れずにして頂きたいです。 AlphaTheta はこれからもDJのニーズに応えつつ、例えば良い音楽を楽しみたいライトなユーザーの為にも多様な商品やサービスを提供していきます。その為にはさまざまな視点からの意見が、常に聞こえる組織であることが必要です。 夢や理想をもって真摯に仕事に向き合えれば、従業員ひとりひとりの人生の目標達成にも必ず近づいていきます。自分が手がけた商品やサービスで、世界中の音楽ファンを喜ばせたいという人とともに力を合わせ、社会に貢献し事業を成長させていきます。

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